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アラスカ便り

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冬のデナリを飛ぶ ―マッキンレー山・サミットフライト―


マッキンレー山に、新年のご挨拶に行ってきました。


午後1時、日の出のまま上らない太陽とともにフェアバンクス空港を離陸。カチカチに凍りついたタナナ川(そしてここぞとばかりにその上を走る車数台)を越えると、目の前には広大なアラスカの大自然が。


離陸後十数分。前方に山が。なんだか頂上がテーブルのように平たく、メサのように見える。
ん?ここはアリゾナ?!

実はこれは、蜃気楼の一種。本当は山の頂上は尖っているのですが、空気層の温度の違いによって、山の上が平らに見えるのです。機体の方向が変わると、この頂上が形を変え、ゆらゆらしているのがわかります。

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寒い地方だから見ることのできる、珍しいタイプの蜃気楼だそうです。




原野を越えると、アラスカ山脈が眼下に果てしなく広がります。そのままデナリ国立公園へ突入。目の前にはマッキンリーが見えます。


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終わりが見えないアラスカ山脈。



そして、いよいよマッキンリーの頂上へ。

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サミット(頂上)フライトだけあって、文字通り、マッキンリーの頂上を何度か旋回。登山者は、約2週間ほどかけて登るそうです。



帰りは、野生動物を見つけながらフェアバンクスへ。木立に1頭たたずむムースを発見。パイロットに伝えると、サービス心旺盛な彼は、急旋回で近づき、ムース(ヘラジカ)の上を一周。飛行機に反応するでもなく、ムースはただ立っていました。



約2時間のフライトを終え、フェアバンクスに着くころには、出てくるころに見た朝日は、いつの間にか夕日に変わっていました。たった2時間のフライトで、朝焼けと夕焼けの風景が見れてラッキー!日照時間の短い所でしか味わえない特権かもしれません。

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By KK
by Aandptours | 2009-01-22 11:58 | ツアー

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