東南アラスカ その6 <フェリーでの移動>

たとえ天気が悪くても、こんな幻想的な風景を眺めたり(左)、きれいな夕焼けに見とれたり(中)、氷河に感動したり(右)。またフェリーの種類によっても違いますが、特に大きなコロンビア号は、レンジャーの人たちがラウンジに常にいるので質問などもでき、また一日に3度のレクチャーもあります。映画の上映もやってたり、一日乗っていても退屈しませんでした。部屋に泊まると値段が高いので、バックパッカー用にヒーター付の屋根がデッキにあり、寝袋で寝泊りもできる、いいアコモデーションになりました。(ちゃんとシャワーやランドリーまでついてます!)

特におすすめはピーターズバーグ~ランゲル間(最初の1時間)、シトカ周辺の狭いフィヨルドの景色です。水際まで迫る豊かな森林を眺めながら、ゆっくりと静かなフィヨルドを進んでいきます。

よく本などで、アラスカを表現するのに「豊饒」という言葉を見かけますが、東南アラスカに来て初めてその意味がわかったような気がしました。この季節は多くの動物がエサを求めてこの地域に集まり、また動物だけでなく森も非常に豊かです。東南アラスカのネイティブであるトリンギット族・ハイダ族は、目の前を泳ぐクジラを獲る必要もなかったくらい、豊富な自然の恵みです。それを一言で表すのに、私にはこの言葉はすごくしっくりきました。今回は2週間だけでしたが、今度は是非もっと時間をかけてゆっくり訪れたい場所です。

TS

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