冬のハクトウワシ
こんにちは。AlaskaガイドのTacoです。
今日は白頭鷲(ハクトウワシ)を探しに行ったときのお話です。
ホーマーというアンカレッジから車で4時間の街へ行ってきました。到着すると、いるいる、ハクトウワシ。海岸に近づくと、かんたんに見つかります。
寒くなる冬でもハクトウワシは南へ移動せず、アラスカにとどまるんですね〜。
さて、スプルースの木のてっぺんに2羽、ポツンといるのが見えますか?
観察していると、木のとまり方に特徴が見つかりました。まず、彼らはスプルース(唐檜)の木が大好きです。たいていはこの木のてっぺんから見下ろしてきます。
一本では支えられないと判断して、二本の枝を片足で一本ずつつかむ。
よくみると、二本の枝をしっかり掴んでバランスをとっているのがわかります。
器用なワシづかみです!
こちらの個体もよくみると、二本の枝をしっかり手繰り寄せてから掴んでいます。
どの個体も留まる木は選みがあるようでした。基本的には、木がピンとしたものには留まるが、枝が曲がった不安定な枝は選ばないようです。
ちゃんと見分けているんですね。
留まる木の下には彼らの糞が溜まり、その木の栄養分となる。という話を以前ハクトウワシに詳しい方から聞いたことがあります。
木のほうも、より多くの鳥にとまってもらうよう、何か工夫しているのかもしれませんね。