アラスカの林業
こんにちは。AlaskaガイドのTacoです。
先日南東アラスカにでかけた際に立ち寄った、カフェのおばちゃんに写真を紹介してもらいました。なんでも、そこのおばちゃんの旦那さんは、アラスカの製材会社で働いて家族を養ってきたそうです。

1960年代は、アラスカ林業のブームです。日本の戦後復興のためにも多くの木材がアラスカから輸出されました。
いま、写真のような大木は、どこを歩いても見つかりません。残念ながら…。
ちなみに、写真右上のたくましい男性が、カフェのおばちゃんのおっちゃん。


切り出された木材は海に浮かべて集積され、運ばれます。

カフェに立ち寄ったあと、町の製材会社をたずねたときに見た木材。
あまりにも木々が細すぎて、なんだか複雑な気分になりました。
しかし、現在は二次林の木々を大きく育て、それから間伐をする、という、ゆっくりの伐採サイクルに方向転換をしています。そういった森の管理が、毎年更新されるTLMP(トンガス国有林ランドマネジメントプラン)で公開され、環境と両立した産業のあり方を推し進めているのです。
どこでもいまは、サステイナブル!なのですね。でもこれは、人の生き方についての重要なコンセプトなのです。
今日は、ちょっとした「アラスカの裏がわ」の内容でした。