ミッドナイト・サン

こんにちは。AlaskaガイドのTacoです。

かなり前になりますが、北極圏へ旅をしたときのお話です。

まずは、写真を見てみてください。

北極圏ミッドナイトサン。時刻はこれ、１：３０AMなんです。

太陽出てるんですけど、時間的には真夜中です。そして、真北にある太陽・・・、ここでしか見られない風景。

この太陽の方角には、もう北極海が真近に迫っています！

一番上の赤い点が、写真を撮影した場所。フェアバンクスから車で１６時間かけていきました。

普通なら１０時間くらいでいけるんでしょうかね。ぼくはいつも写真を撮りながらなので、のんびりです。

ここはノーススロープと言われる場所で、アラスカの最北の山脈ブルックス山脈をこえると、冬寒すぎるためにそこから先は、木が生えることができなくなる地域になります。

そこになんとか生えている草花は、それでもいっときの夏の光を休むことなく吸収しているようで、いとおしくなります。

果てしなく続く北極海への道。こんな普通の乗用車（しかもこのときはスペアタイヤなし！）で行くものではないので、真似しないように！（笑

今回の北極圏への旅はガルブレイス湖まで。初日はアンカレッジから車でフェアバンクスまで７時間。２日目にフェアバンクスからダルトンハイウェイ（ほぼ未舗装道）に入り、１６時間。蚊の天国、ガルブレイス湖に到着。

のんびり７日間過ごしました。

途中、ゴールドラッシュで湧いたワイズマンという村があり、このあたりは舗装道路になっています。

真夜中の太陽が醸し出す柔らかい光の中、好きな音楽を聞きながらドライブするのは、たまりませんね。