カスケード氷河
こんにちは。AlaskaガイドのTacoです。
今日は、温暖化です。これって本当に起こっていることなの?という疑問ありますよね。

年々溶けてゆくカスケード氷河
アラスカ、アンカレッジから出ているツアーで人気のある26氷河クルーズは、26の氷河を見て回ることができるのでこの名前がついています。場所はアンカレッジから車で1時間半のプリンスウィリアム湾。カスケード氷河はこのツアーでおそらく一番近づくことのできる氷河です。
年々溶け続けるカスケード氷河は約10年前、ついにその氷河の末端を海から出し、完全に陸の上に乗るかたちになってしまいました。(上の写真)
10メートルの雪が圧縮されてやっと1センチ程度の氷河にしかならないため、氷河が作られるスピードよりも解けるスピードが速ければ後退する、ということになります。
この後退は26氷河クルーズで見られる26の氷河うち25の氷河で顕著に現れていて、ここ最近のアラスカの気候が温暖になっていっていることの証拠です。
地球では寒冷化が起こっていると言っている学者は、更に先の事を言っているのかもわかりませんが、いちどアラスカのクルーズに乗ってからもう一度だけ考えてもらいたいものです。
じっさいに、いま、地球は暖かくなっています。
先日はロシアで大規模な石油の流出事故がありましたが、こういった人間によるアクシデントも、見えないうちに我々自身が住みにくい地球にしていってしまっているのですね。さて、ぼくたちは、これからどう行動してゆくべきなのでしょうか。