2020年 08月 05日
アラスカのカリブー
アラスカには、カリブーが約75万頭生息していると言われています(アラスカとカナダ間を移動する群れも含む)。夏に出産をする場所で、大きく群れを区別していて、アラスカに32の群れがあります。大きな群れの上位5つのカリブーの数は、
① #29 群れの名前:the Western Arctic Herd 約32万5千頭
② #21 群れの名前:the Porcupine Caribou Herd 約16万9千頭
➂ #3 群れの名前: the Central Arctic Herd 約6万7千頭
④ #26 群れの名前: the Teshekpuk Herd 約5万5千頭
➄ #8 群れの名前: the Fortymile Herd 約5万2千頭
カリブーは、夏を過ごす場所と冬を過ごす場所の間を群れで行き来します。夏が近づくと北へ向かい、ツンドラ地帯の豊富な草、花やコケ等を食べて過ごし、また子供も出産します。初雪が降ると南方へと向かい、過ごしやすい天候の地域で越冬し、コケ類を食べて過ごします。移動する距離は、群れによって異なりますが、大きい群れほど長い距離を移動する傾向があります。2番目に大きい the Porcupine Caribou Herdは、夏と冬を過ごす場所が直線距離で約640km(400 miles)離れていますが、実際に移動する距離は1年で約4,800km(3,000 miles)にもなるそうです!夏に子供を出産し過ごす場所は、ほぼ毎年同じ場所ですが、冬を過ごす場所は同じエリアの中でも年によって違う場所を使います。それはいつも同じ場所で過ごすと冬の食糧を食べつくしてしまう可能性があるからです。カリブーは一生、終わりのない旅(移動)を続けるんだな~と思うと、一生懸命走っている彼らの姿にジ~ンときてしまいました。
AK
P.S. 上記カリブーの情報は、Alaska Department Fish & Game, U.S. Fish & Wildlife Service, National Geographicを参考にしました。
by AandPTOURS
| 2020-08-05 15:01
| 動物