キャビンの薪ストーブ
こんにちは。AlaskaガイドのTacoです。
薪ストーブにハマっている今日このごろです。

アラスカには無料で泊まれる山小屋から$40くらいの山小屋まで、パブリック・ユース・キャビンという施設が無数にあります。
アラスカの本当の自然体験をするには、この山小屋に泊まるのが超オススメ!
今日は、その中で使う薪ストーブ(かなり古いタイプ)のものを紹介しましょう。

寒々しい写真で申し訳ございません!外気温マイナス25℃でiPadも動かなくなる寒さでした。
このストーブはかなり大きいタイプのもので、いちど熾火(おきび)になると、かなり暖かさをたもってくれます。
熾火?おきびとは、火を点けてから激しく燃えた後、薪の芯まで火が通った状態で、しんしんと揺れながら燃える柔らかい火のことです。
この火になると、軽く水をかけたってまた燃えだしますから、山火事がなかなか鎮火しないのも、この火を見ているとよくわかります。
ストーブの薪を入れ込むドアには、「EVERETT, WA」という表記がありました。ゴールドラッシュの歴史をご存じの方は、アラスカとワシントン州シアトルのつながりにピンとくるかもしれません。
このログキャビンのなかには、ゴールドラッシュの時代(1900年代)、シアトルから船に乗り込んでアラスカまで来た人々が持ち込んだものが多くあります。
そして、シアトルから車で20分のエベレット(Everett)という工場の多い町で、この薪ストーブのドアがつくられたのに違いありません。
ま、こんなことに興味が湧く方は稀でしょうから、このあたりでお話はストップいたしましょう。