アラスカ バックカントリーキャンプ(ハーディングでの)
こんにちは。AlaskaガイドのTacoです。
今日は、僕がもっとも頻繁に行くトレイルで、9月末にバックカントリーキャンプをしたときの写真をご紹介します。
バックカントリーとは、設置されたキャンプ場でもトレイルでも路肩でもない、原野へ入っていって行うキャンプのことで、アウトドアのメッカであるアラスカでは、大変人気のあるアクティビティです。
早速ですが写真のなかに、テント見つかりますか?
今回は行程のトレッキングを省いて、アラスカの山岳原野のキャンプにフォーカスしてお伝えします。
こんな荷物を背負ってゆく苦行写真の数々は、見るに耐えないので。。。
(写真のバックパックの重量は25Kgです。ま、普通は1日か2日のキャンプであれば、こんな大荷物必要ありません。Tacoは余計なものをバンバン持って登ります。)
さて、キャンプ地ですが、
「氷河のあるところ、水に困ることなし」とはぼくが勝手に作った箴言です。
氷河の溶けた水だけでなく、氷河があるところは必ず谷になっているので、そこかしこに水の流れがあるのです。
ですので、下から水を持って登る必要はありません。水ほど効率の悪い荷物はないんです。必須のものではあるんですけどね。なので、現場でフィルタレーション。
さらに森林限界の800m付近では、ブルーベリーがたくさん。
さらにさらに、アラスカでは、「ベリーのあるところ、クマあり」です。
ベリーが豊富にあるところには、クマがやってきます。
でも、ここのクマ、野性的マナーがきちんとしていて、けっして人に近づいてきません。
ここはかれこれ6年くらい通い続けている場所ですが、20回以上遭遇しているクマのすべてが、ゆっくり遠のいてゆきました。
しかし、もちろん危険リスクはあるので、自分からもなるべく近づかないよう細心の注意を払い、また、テントの中に匂いのするものは絶対入れないようにします。
いつも晴れるわけではないですが、天気が良いと天国のように気持ちの良いところ。
気温も9月末では15℃くらいあり、きちんとした服装をしていれば、寒いと思うことすらありません。
翌朝の、テントの窓からの風景を御覧ください!
アラスカって、なんて素晴らしいところなんでしょう。と思う瞬間です。
いかがだったでしょうか。
今日はアラスカのバックカントリーキャンプの一部をご紹介でした。そして付け加えますと、このご紹介は、バックカントリーキャンプ全行程の、ほんの一コマにすぎません。
ぜひ、アラスカへご旅行できるようになったら、バックカントリーキャンプ、計画してみてはいかがでしょうか。