キタオットセイの動画
こんにちは。AlaskaガイドのTacoです。
今日はセントポールというアラスカの離島へ行ったときの動画です。
キタオットセイという絶滅危惧に指定された動物が、元気に生きている姿を撮影しました。
こちらより、どうぞ
いかがでしたでしょうか。
オットセイとアザラシの違い、ハレムという繁殖(はんしょく)形態、雄と雌の役割の違い。
動物って本当に奥が深いんですよ。
また来月、違う動物の動画をアップしますね!
では、今日も良い日を。
こんにちは。AlaskaガイドのTacoです。
今日はセントポールというアラスカの離島へ行ったときの動画です。
キタオットセイという絶滅危惧に指定された動物が、元気に生きている姿を撮影しました。
こちらより、どうぞ
いかがでしたでしょうか。
オットセイとアザラシの違い、ハレムという繁殖(はんしょく)形態、雄と雌の役割の違い。
動物って本当に奥が深いんですよ。
また来月、違う動物の動画をアップしますね!
では、今日も良い日を。
こんにちは。AlaskaガイドのTacoです。
今日は、僕がもっとも頻繁に行くトレイルで、9月末にバックカントリーキャンプをしたときの写真をご紹介します。
バックカントリーとは、設置されたキャンプ場でもトレイルでも路肩でもない、原野へ入っていって行うキャンプのことで、アウトドアのメッカであるアラスカでは、大変人気のあるアクティビティです。
早速ですが写真のなかに、テント見つかりますか?
今回は行程のトレッキングを省いて、アラスカの山岳原野のキャンプにフォーカスしてお伝えします。
こんな荷物を背負ってゆく苦行写真の数々は、見るに耐えないので。。。
(写真のバックパックの重量は25Kgです。ま、普通は1日か2日のキャンプであれば、こんな大荷物必要ありません。Tacoは余計なものをバンバン持って登ります。)
さて、キャンプ地ですが、
「氷河のあるところ、水に困ることなし」とはぼくが勝手に作った箴言です。
氷河の溶けた水だけでなく、氷河があるところは必ず谷になっているので、そこかしこに水の流れがあるのです。
ですので、下から水を持って登る必要はありません。水ほど効率の悪い荷物はないんです。必須のものではあるんですけどね。なので、現場でフィルタレーション。
さらに森林限界の800m付近では、ブルーベリーがたくさん。
さらにさらに、アラスカでは、「ベリーのあるところ、クマあり」です。
ベリーが豊富にあるところには、クマがやってきます。
でも、ここのクマ、野性的マナーがきちんとしていて、けっして人に近づいてきません。
ここはかれこれ6年くらい通い続けている場所ですが、20回以上遭遇しているクマのすべてが、ゆっくり遠のいてゆきました。
しかし、もちろん危険リスクはあるので、自分からもなるべく近づかないよう細心の注意を払い、また、テントの中に匂いのするものは絶対入れないようにします。
いつも晴れるわけではないですが、天気が良いと天国のように気持ちの良いところ。
気温も9月末では15℃くらいあり、きちんとした服装をしていれば、寒いと思うことすらありません。
翌朝の、テントの窓からの風景を御覧ください!
アラスカって、なんて素晴らしいところなんでしょう。と思う瞬間です。
いかがだったでしょうか。
今日はアラスカのバックカントリーキャンプの一部をご紹介でした。そして付け加えますと、このご紹介は、バックカントリーキャンプ全行程の、ほんの一コマにすぎません。
ぜひ、アラスカへご旅行できるようになったら、バックカントリーキャンプ、計画してみてはいかがでしょうか。
こんにちは。AlaskaガイドのTacoです。
薪ストーブにハマっている今日このごろです。
アラスカには無料で泊まれる山小屋から$40くらいの山小屋まで、パブリック・ユース・キャビンという施設が無数にあります。
アラスカの本当の自然体験をするには、この山小屋に泊まるのが超オススメ!
今日は、その中で使う薪ストーブ(かなり古いタイプ)のものを紹介しましょう。
寒々しい写真で申し訳ございません!外気温マイナス25℃でiPadも動かなくなる寒さでした。
このストーブはかなり大きいタイプのもので、いちど熾火(おきび)になると、かなり暖かさをたもってくれます。
熾火?おきびとは、火を点けてから激しく燃えた後、薪の芯まで火が通った状態で、しんしんと揺れながら燃える柔らかい火のことです。
この火になると、軽く水をかけたってまた燃えだしますから、山火事がなかなか鎮火しないのも、この火を見ているとよくわかります。
ストーブの薪を入れ込むドアには、「EVERETT, WA」という表記がありました。ゴールドラッシュの歴史をご存じの方は、アラスカとワシントン州シアトルのつながりにピンとくるかもしれません。
このログキャビンのなかには、ゴールドラッシュの時代(1900年代)、シアトルから船に乗り込んでアラスカまで来た人々が持ち込んだものが多くあります。
そして、シアトルから車で20分のエベレット(Everett)という工場の多い町で、この薪ストーブのドアがつくられたのに違いありません。
ま、こんなことに興味が湧く方は稀でしょうから、このあたりでお話はストップいたしましょう。
こんにちは。AlaskaガイドのTacoです。
今日は、以前ブログ記事でもアップした、コオリミミズを、氷河上で僕がやっと発見できたので、そのレポートです!
やったー!見つけた。氷河までの道のり、きつかったな、、、。
全長:約2cm
1円玉2枚分くらいの長さ
さて、さっそくこの写真に写っている、紐のようなもの!がコオリミミズです。
これを見つけにゆく過程もご紹介しましょう。どんなところに住んでいるのかがわかるはず。
アラスカ州アンカレッジ市より車でちょうど1時間、ポーテージという地域に、バイロン氷河(Byron glacier)という名のついた氷河があります。
車を停めてトレイルがスタートするのですが、ほとんど散歩道のようなもので、たったの2kmしかありません。そこが整備されたトレイルなのですが、ミミズ探しはそのトレイルを終えて、一山越えてからがはじまり。
氷河に立ち向かってゆきます!
(上の写真は、トレイルを歩き切り、氷河が削り出したガレ場を歩いているところ。)
600mをなんとか登り切ると、このような「生き物を拒絶するような世界」がひろがっています。アラスカらしい!この生命体を受け入れないような風景こそ、THE ALASKA のウィルダネスなんですよね。
到着して休憩をしたら、スパイクのついたクランポンを靴に装着してミミズ探し!
そして、ミネソタ大学の研究者のレポートを読んでいた僕は、ここであっさりとコオリミミズを発見することになりました。
「下調べ」というのは超重要です!
フィールド研究者のように、ピンセットでコオリミミズを掴んで撮影してみました。
ヌメッとした感じ、シンプルに気色悪い…。
なんか、地球外生命体に触れているような気持ちになりました。
このコオリミミズ、太陽光線のUV(紫外線)に弱く、晴れている日は氷の中に閉じこもって出てこないそうです。
また、不思議なことに、氷点下でしか生きることができず、人が温かい手で持つと、細胞は破壊されて死んでしまうとのこと。このような生物を好冷性生物(こうれいせいせいぶつ)というそうです。
コオリミミズ君には申し訳なかったが、一匹手のひらに乗せて実験をしました。さすがにその映像は、可愛そうでアップできませんでしたが、コオリミミズは、たしかに僕の手のひらの上で、2分後に死んでしまいました。彼らからしてみれば、僕の手のひらはフライパンと同様なのでしょう。
この生物、いまでもNASAが真剣に研究をしている対象なんです。
僕がこの生物を見に行きたかったのは、皆さんに、地球にこそ地球外生命体のヒントは存在しているのだ、ということを考えてもらいたかったから。
この星の多様性(さまざまな生き方)を、そして独自の生き方を貫く生きものがいることを、知ってもらいたいからなのです。
もしかすると、木星の衛星であるエウロパの氷の下には、このコオリミミズのような生物が、遠く離れた惑星であっても存在しているのかもしれません。
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